昨日までの調教日記とは打って変わり、
今日は普通に日記です
こういう普通の日記が逆に新鮮さを感じるな
いつもSMをやっている私にとっては
先日、ちょっと気晴らしに出かけてみた
私は花が大好きで、時間があると部屋で
フラワーアレンジなどをして
リビングを華やかにしてみたりする
今の時期、フラワーガーデンには
花がやや寂しい感じはあったけど、
数年前にある女の子Uちゃんから花束をもらった
Uちゃんはある男の人からの誕生日プレゼントとして
年の数だけ薔薇をもらったそうだが、確か22本だったかな
淡いピンク色の薔薇の花束は22本ともなると
それは豪華さがあるが、Uちゃんは
「こんなにいっぱいあっても私困るんだ・・・
kaoruさんにあげる」
私は花が好きなので
「まあ、良いのかしら・・・でも嬉しいわ、ありがとう」
と言ってさっそく自宅へ持って帰り
アレンジして飾った、22本の淡いピンク色した薔薇は
私の部屋のリビングを素敵に明るくしてくれた
色白で目がぱっちりとした可愛いUちゃんのイメージに
あの淡いピンク色はよく似合う
彼女には子供がいた
薔薇をくれたあの当時、子供はまだ5歳くらいだったろうか
女の子で、生まれつきの病気で体が弱かった
5歳だというのに歩く事さえも体力がいり
いつも抱っこされて、体もまだ3歳児くらいにしか
見えない大きさだった
病弱でしかも子供なのに決して可愛いとは言えない
その特殊な顔付きは、先天性の病気で
障害がある事が一目瞭然で、可哀想だなっていつも思っていた
Uちゃんは子供が出来てすぐに離婚をした
街でナンパされて交際を始めたそうで
出来ちゃった結婚となったが男は去っていった
男もまだ若い、まだまだ遊びたいさかりと
子供を育てていく自信の無さもあったのだろう
Uちゃんは、自分の母親と一緒に子供の育児を始めた
子供が小学校へ上がる年、
Uちゃんは子供を養護学校へ入学させる為の準備をしていた
「やっとこの子も学校へ行くのよー
嫌がらずに学校へ行ってくれるかな
お母さんの私は心配なんだよね~」
心配そうな表情の中にも母親としての
自分の子供の成長への喜びを隠せない笑みが溢れていた
もうじき暖かい春がやって来る
夢一杯のUちゃんと女の子
でもまだまだ寒い2月のある日
女の子は風邪を引いた
「この子風邪引きやすいのよね
気を付けなくちゃ」
数日後、女の子は風邪をこじらせて
病状はひどく悪化して入院する事になった
「Aちゃん(子供)が心配・・・」
そして、その2日後に病気はAちゃんの
わずか6歳の命を奪ってしまった
たった6年間しか生きられなかった
小さな尊い命はこの世を去った
赤いランドセルと黄色の帽子が
Uちゃんの車の後部座席にちょこんといつも置かれている
そしてAちゃんの大好きな熊のぬいぐるみと一緒に・・・
命というは、どんなに小さくても
たとえ虫であっても大切にしなくてはいけない
(人に害を及ぼすものは別として・・・)
この世に生まれてきた尊い命だから
人生をもっともっと生きたくても
生きられない人達が沢山いる
花の話題からふと、このAちゃんの事が
急に頭の中によみがえってブログに綴ってしまった
SMのブログなのにこの記事を読んだ人は
またまた戸惑ってしまうかもしれないけど・・・