kaoruは中田の仕草や行動などを観察するような目で
見るようになった。
そうだわ、又来週エステへ行くはずだわ!
それまでに何か突き止めてやらなくちゃ
確か彼の住んでいる所は、同僚の絵夢子の住んでる
マンションの近所だったはず
kaoruは絵夢子に今夜大事な用があるからと
彼女の部屋へ行くことにした
「主任、どうしたんですか~、急に大事な話って」
「ねえ、ベランダに出ても良い?」
「え?、あ、はい」
「ねえ、確か中田君の住んでいるマンションって
この近くだったわよね、どっちの方角だったっけ?」
「ほら、あそこの灰色のビルの隣のレンガ色の
マンションですけど・・・」
「主任、中田君がどうしたんですか・・・」
「ちょっと待ってて・・・後から話をするから」
kaoruは鞄の中から双眼鏡を取り出して、
中田のマンションをレンズから確認した
「あ!あったわー、よく見えるわ、
彼の部屋はどこだろう・・・」
「しゅ、主任、大事な用ってそれですか~?
中田君がどうしたんですかあ???」
kaoruは1部屋ずつ念入りにチェックしていった。
そしてある部屋の所で止まった
望遠レンズから覗いて見たもの・・・
部屋には明かりが点いていてレースのカーテンが
半分開いていた。人影が動くのがちらちらと見えている
kaoruはついに発見したぞとばかり目を丸くした
「うわー!」
中田が黒のキャミソールを着てるではないか!
「主任、何が見えるんですか?教えてください!!」
「絵、絵夢子、中田君が・・・」
kaoruは絵夢子に双眼鏡を渡した
「ほら、真ん中辺りの電気が点いた部屋を覗いてご覧なさいよ」
絵夢子は見てびっくりした
「・・・主、主任、凄い物を見てしまいました・・・」
「これは、私と貴女の秘密にしておきましょ、解ったわね?」
「は、はい・・・」