某女性下着メーカー勤務のある男がいた
女性社員が多いこの職場の中で、
彼は目立つ事もなく真面目さがとりえであった
今日は新たな商品開発の企画会議で下着モデルの女性、
そしてマネキンも用意されていて、
新作のブラジャー、ショーツ、そしてキャミソールなどが
会議室のデスクに並べられている
いくら仕事とは言え、男からの視線というものは、
仕事の目をしながらも欲情をかき立てられずにはいられない
女性の下着と女性の裸体に興味を抱く事は自然な事だが、
この男からの視線、興味は自分が女性のように
美しい下着を身に着けて女らしさというもの
に惹かれていくのであった。
彼は就業時間になると、急ぎ足で会社を出た
今日は週一回のエステの日であった
美しくなりたい・・・
男が美しくありたいというのは別におかしい事ではない
男性美を磨く、エステへ通う男性を実際に知っているが
昔に比べて違和感をさほど感じない
だが、彼は女性としてより女性に近づきたい、
との願いを込めて・・・
フェイシャルマッサージにパック、
そして、ネイルに無駄毛の処理・・・
同じ職場の上司kaoruは、彼は何かちょっと違う・・・
ということに前々から気になっていた
その秘密を知りたくてこの日、
この男を尾行することにした